No. 13494
2016-12-05 18:12:47
呪イノ人形
ろっちゃんのおなーり〜(私流の挨拶です!
いつかもわからない、どこかもわからないとある町に、小さな可愛い女の子が暮らしていた。その可憐さゆえに、魔女に目をつけられてしまった。魔女はその女の子が欲しくてたまらなくなり、人形にして閉じ込めた。だが魔女も、動かない少女を見てもつまらなくなってきてしまう。だから、夜にだけ自由に動ける、踊れる魔法をかけてやったのだ。女の子は夜の間は楽しそうに踊った。魔女もそれを見るのが楽しかった。
そして月日は流れ、魔女は死に、その間も女の子は生き続ける。人形のまま、今日の夜も、この部屋で楽しげに踊るのだろう。
哀れな呪イノ人形。
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